時代の変化に対応する福利厚生の戦略的投資

こんにちは!ES-福利厚生の情報発信担当、相原です!
本日も「本当にあって良かったと思える福利厚生」について現場目線でお伝えしていきます。
この数年で、企業を取り巻く環境は大きく変わりましたよね。
特に注目したいのが、2023年より有価証券報告書を発行する大手企業約4000社を対象として、人的資本の情報開示が義務化されました。
この義務化は、福利厚生の位置づけを「コスト」から「企業価値を高めるための戦略的な投資」へとガラリと変えました。
対象ではない企業にとっても、この変化は見逃してはいけない変化です。
今回は「人的資本経営」、そして従業員を想う企業の課題にもなっている「ウェルビーイング」を両立させるらめには、これからどのような福利厚生の設計をするのがベストなのか?最新の知見と事例を交えて詳しくお伝えしていきます!
福利厚生は未来への投資!人的資本経営とのかかわり

かつての福利厚生は、保養所や社宅といった、すべての従業員が一律に受けるいわゆる「ハコモノ」と呼ばれるものが中心でした。
しかし、昨今では福利厚生を単なる「手当」としてではなく、従業員のスキルや幸福感を高めるための「戦略的投資」として捉えることが、企業選択のポイントとして強く求められています。
先述した「人的資本の情報開示」が義務付けられた背景には、企業が持つ「人」という資本をどれだけ育成させて、大切に扱っているかを、投資家や社会に向けて透明化するという強いメッセージが含まれています。
福利厚生の充実はこの経営戦略を具体的に実行するための、非常に強力なキーアイテムとなっています。
企業エンゲージメントを高める福利厚生とは、従業員の生活や人生をサポートするという「企業からの熱いメッセージ」そのものです。
この「熱意」をカタチで伝えることが、従業員と会社の信頼感を深めるための重要な行動となるのです。
優秀な人材の流出を防ぐ原因となってしまう育児や介護、キャリアアップといった従業員のライフステージの変化に対応できる柔軟な制度は、「この会社で長く働き続けたい」と安心感を感じられるものになります。
これは、人的資本の流出防止という形で、投資効果を実感できる部分です。
福利厚生は決して一時的な経費ではなく、未来の企業価値を生み出すための「先行投資」であると、自信を持って捉えてみてください♪
健康経営からウェルビーイング経営を軸とした戦略へ!

これまでも健康経営の重要性をお伝えしてきましたが、最新のトレンドはそこからさらに一歩進んだ「ウェルビーイング(Well-being)」の実現へと移行しています!
例えば、みなさまの会社では従業員さんの見た目は元気だから「大丈夫!」と表面的になっていませんか?
それは「仕事もプライベートも充実していて、満たされている」と本当に感じられますでしょうか?
ウェルビーイングとは、身体的な健康はもちろん、精神的、社会的にそして経済的なあらゆる角度での幸福感のことをさします。
従業員さんがこの「幸福な状態」でいられるようなサポートを企業が提供することが、今の経営には求められています。
難しそうにも感じるかもしれませんが、ひとつひとつ丁寧にひも解いて理解を深めれば、明日からはじめられることもきっとたくさん見つかるはずです!
▶精神的サポートの強化
心身の健康にメンタルヘルスケアは不可欠です。
従業員さんやそのご家族が気軽に利用できるEAP(従業員支援プログラム)やオンラインカウンセリングの窓口があれば安心感に繋げることができます。
特に管理職向けの研修を福利厚生の一環として強化すると、リーダーが率先して取り組める環境となり、職場全体の「不穏」な空気を整えることにも繋がります。
▶経済的ウェルビーイングの支援
経済的な不安は、仕事への集中力を大きく奪います。
企業型確定拠出年金やiDeCoに関するセミナー、FPによる研修などを開催することが、「お金の不安」を和らげるサポートとなります。
個人単位でもNISAなどの関心が高まっている今、注目されているウェルビーイング投資のひとつです。
▶社会的なつながりの促進
リモートワークや新しい働き方の広がりで希薄になりがちな従業員間のコミュニケーションを意図的に作り出す仕組みも大切です。
社内イベントや部署をまたいだ交流を支援するランチ補助制度などで、職場の人間関係という「社会的ウェルビーイング」を高めるためには非常に効果的です。
イベントはリアルイベントではなくオンラインイベントも採用することで、地方など他拠点の従業員とのコミュニケーションも可能になります。
これらの施策は、従業員さんへの「不調の予防」だけでなく、「より良い状態」を目指すためのもとなります。
自信のベストを超えたパフォーマンスは豊かな創造性を引き出すことにつながります!
多様な働き方にも対応!柔軟な福利厚生の設計思想

今の会社において、本当に様々なダイバーシティを持つ従業員の方がいらっしゃいます。
独身の方、子育て中の方、介護をしている方、地方でフルリモートの方など、一律の制度では、全員を満足させることはできませんよね。
この多様性に応えるためには、福利厚生の工夫で戦略的な活用をすることが不可欠です。
従業員さんが自分に「マッチしている」と感じられるサービスを選べることが、本当に高い満足度と、企業側の費用対効果の明確化を両立させることができます。
人生のさまざまな段階(ライフサイクル)をサポートする視点を大切にすることで、人的資本への直接的な投資へと繋がります。
職場の食環境で集中力UP!&繋がりをつくる食事補助

解説したウェルビーイングを日々の行動に落とし込むとき、最も続けやすい土台が「職場での食事の設計」です。
お昼休み時間は、エネルギー補給・気分転換・雑談のなど仕事をスムーズにするための貴重なリフレッシュタイムです。
この時間をどれだけ充実できるかどうかで、午後の生産性とチームの雰囲気は目に見えて変わります。
ESキッチンのオフィス社食サービスの導入企業様でもランチタイムに変化があったという嬉しいお声をいただくことが多くあります。
毎月25種類以上のオフィス惣菜を冷蔵庫から「パッと」出して「1分チン!」するだけの選びやすい食事補助が継続のカギとなります。
さらに一品100円からなので価格のハードルも抑えられているので、利用率が安定しやすい点では、従業員さんの家計負担を軽くする「経済的ウェルビーイング」にも直結しています!
もう一つの狙いは「自然なコミュニケーションの場づくり」です。
コミュニケーション目的の場所がオフィス内にあるだけで、外食や個食に流れがちな昼休みに小さな会話のきっかけが戻ってきます。
部署横断の声かけや、健康イベントを重ねると、健康施策だけでなく自然にコミュニケーションのキッカケが相互に補強し合います。
みなさんも美味しい食事があると、誰かに教えたい!と思ったことがありませんか?
食はそんな自然なコミュニケーションを生み出す大切なツールとなるのです。
福利厚生導入のメリットを活かすためのポイント

福利厚生を「戦略的な投資」として成功させるには、いくつかの重要なポイントがあります。
・従業員の「生の声」を把握する
取り組みをはじめる前に、全従業員を対象としたアンケートやヒアリングを実施し、本当に何が求められているのかを具体的に把握することが大切です。
・効果を定期的に追いかける
導入した福利厚生や施策が、実際にどんな効果をもたらしているかを把握する必要があります。
例えば、健康支援制度なら「健康診断の再検査率の変化」など、具体的な指標を設定して追いかけることで、数字として結果を実感でき、さらに取り組み強化へのモチベーションへと繋げることができます。
・制度の「意味」を伝える
実は一番大切なことがこちらです。
どんなに良い制度があっても、その存在や「会社がなぜこの制度を導入したのか」という意義が伝わらなければ、従業員のみなさんは進んで利用したいと感じません。
社内報などで制度の背景を丁寧に熱い想いをしっかりと発信することで、利用率を高め、投資効果を最大化するカギとなります。
福利厚生は企業と従業員、双方の成長を支えるための大切な「仕掛け」です。
人的資本の情報開示が義務化など最新のトレンドをキャッチし、会社の経営戦略と強く結びついた真に価値ある取り組みや福利厚生の導入を目指していきましょう!
