オフィス社食サービスで従業員の健康を守る
従業員の健康を経営戦略的として維持、増進するという意義の“健康経営”という言葉は以前から存在していましたが、最近では保険会社のコマーシャルにも登場するようになり、世間に浸透してきた言葉ではないでしょうか。2014年からは、健康経営銘柄として経済産業省と東京証券取引所と共同で選定し顕彰制度を実施してきました。
企業の成長や永続においては従業員の存在が不可欠です。しかし、超高齢社会において労働人口の平均年齢が上がっている中で、従業員の労働可能な健康的な心身を如何に継続させていけるかが企業の課題です。
そして、このコロナ禍で個人の健康に対する意識も高くなってきました。
例えば、コロナ禍で外食ができなくなり自宅で栄養バランスのとれた料理を作るようになったり、家にいる時間が多く体型が気になってきたので自宅で筋トレやストレッチをするようになったり…外に出られない時間が多かったため、個人が自身と向き合う時間も多かったからこそ、このような変化が生まれたのではないでしょうか。
本記事では、企業の永続や成長には欠かせない従業員の健康維持・増進のために、企業が提供できる社食サービスについて解説してまいります。
毎日の食事が従業員の健康に直結する

企業が健康経営を実施していく中で、健康診断やストレスチェック、スポーツイベントを行っていく事も大事ではありますが、日常生活の中で密接に健康に関わっているのは1日3回の“食事”ではないでしょうか。
食事における生活習慣病リスク

- 偏った食事
- 喫煙
- 過度な飲酒
- 睡眠不足
- 運動不足
- ストレス
これらの生活習慣が深くかかわってくるのが、生活習慣病です。そして、その主な症状は「肥満・高血圧・高脂血症・耐糖能異常」があります。これらが危険因子となって心疾患や脳血管疾患・がんを引き起こすとされています。
ここでは偏った食事に対して焦点を絞っていきます。
味付けが濃いものばかりを摂取していると、塩分の摂り過ぎになり、高血圧・脳卒中・胃がんの要因にも繋がります。
エネルギーや脂肪の摂り過ぎは、肥満・糖尿病・脂質異常症・虚血性心疾患に繋がりますし、ビタミンやミネラル、食物繊維が不足すると貧血や骨粗しょう症、がんの要因にもなります。
これを踏まえて、従業員のランチ事情は如何でしょうか。
職場でのランチは時間をかけずに手早く食べたい、なるべくお金をかけたくない…という視点からコンビニやスーパーなどで済ませる場合、
パンのみ
カップ麺とおにぎり
サラダのみ
このような組み合わせになってしまう事が多いかと思います。
どうしても炭水化物に偏った食事になりがちで、栄養バランスが取れているとはいえません。塩分や炭水化物や糖質の摂りすぎ、たんぱく質やミネラルが不足しています。
経験がある方もいらっしゃるかもしれませんが、ランチ後に眠くなってしまうのは糖代謝異常の可能性があります。炭水化物や糖質を摂りすぎることで血糖値が急激に上昇するため、大量のインスリンが分泌されます。そして、インスリンの分泌が追い付かない状態に陥るとぼーっとしたり急激に眠くなったりする、という症状に繋がる事もあるのです。
また、このような血糖値の異常が起こるのは肥満の方に限りません。痩せていても耐糖能異常になる可能性があります。
もしも従業員の多くがこのような状態になっていたとすると、その間の労働生産性は低下してしまう一方です。
従業員のランチの内容を把握するのは少々忍びないような気もしますが、どのような食事を食べているのか、食後眠そうにしていないか・ぼんやりしていないか…など午後の勤務態度をチェックしてみても良いでしょう。
健康的な食事の目安

偏った食生活における生活習慣病のリスクについて記載してきましたが、ここではどのような食事が健康的なのかについて説明してまいります。
農林水産省が作成した栄養バランスガイドを見ていくと
- 主食…200g~280g ご飯なら4杯程度、麺類なら3杯、食パンなら6枚
- 野菜やきのこ、海藻などの副菜…350g~420g
- 肉や魚、卵などの主菜…18~30g
- 乳製品…牛乳なら200ml、ヨーグルトなら小分けのうちの1パック、チーズなら2かけ分
- 果物…みかんなら2個、りんごなら1個
これらが1日で摂取する食事として推奨されています。
主食、主菜、乳製品は食事の中でも手軽に取り入れられますが、副菜の350gという数字に驚く方は多いのではないでしょうか。3食分に分けたとしても1食120gは摂取しなければいけません。
ちなみにレタス1玉分の重さは大体470gになりますから、サラダにするとなると1日で3/4玉、これを食べなければいけないと思うとややハードルが高いような気がしますね。お惣菜としての目安として考えやすいのは、小鉢で出てくるホウレンソウのおひたしやかぼちゃの煮物が1皿70gほどです。ですから、1食のうちで小鉢2皿程度を摂取できれば理想的です。
オフィス社食サービスで従業員の健康を守る

健康的な食事について説明してきましたが、忙しく働いていると自炊する時間がなくてお弁当を持参するのも難しいですよね。コンビニやスーパーなどで簡単に食べられるものを買ったり、外食したりしがちになってしまうものです。
実際に厚生労働省が発表した令和元年国民生活基礎調査によると、健康な食習慣の妨げとなる理由として多かったものは、“仕事が忙しくて時間がない”でした。その他にも“外食が多い”“面倒くさい”といった割合が多いことがわかりました。
これを踏まえると、面倒くさくなくぱっと健康的な食事がとれることが従業員にとって望ましいという事になります。
ぱっと健康的な食事を取れる=栄養バランスの考えられた社食のという考えもあるかもしれませんが、社食を導入している企業は限られてしまいますし、導入するとなると、莫大なコストや時間、場所が必要となります。
では、社食のように栄養バランスのとれた食事を従業員に提供するためにはどうすればいいのか?
そこで、最近注目されている1品100円の設置型のオフィス社食サービス ESキッチンのご紹介です。
レトルトになっている1品100円の惣菜の中から従業員が好みのものを選び、電子レンジで温めて食べるというサービスです。惣菜を入れておく冷蔵庫はESキッチンが提供してくれるため、企業が負担するものは電子レンジのみ。
肝心の栄養バランスですが、ある月のメニューを見ながら食事の構成別に振り分けていくと
主菜
- 豚の味噌生姜焼き
- チキンカチャトラ
- 和風おろしハンバーグ
- さんまの柚子呼称
- 酢豚
- カレー
- 利久焼き
- おでん
副菜
- ピクルス
- 昆布巻
- 肉じゃが
- もやしナムル
- 茄子味噌
- かぼちゃスープ
- こんにゃくサラダ
主食
- ごはん
- パン
このようになりました。の他にスイーツや野菜ジュース等もあります。
1食100円ですので、3品300円で主食・主菜・副菜が揃う健康的な食事が叶います。
コンビニやスーパーなどで栄養バランスのとれた食事を調達するとなると500円以上かかってしまいます。最近では低糖質、高たんぱくなメニューも多いですし、私もたまに利用するのですが「この満足感で500円はちょっと高いな…」と物足りなさを感じています。
その点、1品100円で安く抑えられるという点では従業員にとってかなり大きなメリットです。自分でご飯だけ持参して惣菜だけの利用する場合、よりランチ代を節約できますね。
また、オフィス社食サービスは食事補助の福利厚生として取り入れる事ができます。
食事補助(昼食補助)は社員が喜ぶあると嬉しい福利厚生でもあるため、離職率低下にも繋がりますし求人募集の際に企業アピールにもなります。
社食業者は多数ありますが、ESキッチンは小ロットからでも注文できるため最少5名(利用人数目安)から利用できるメリットがあります。従業員数の少ない企業でも導入しやすい事がポイントです。最近では介護施設や医療施設などでこのオフィス社食サービスを導入するケースが多いようです。
今回の記事では、従業員の健康を守るために食生活や生活習慣病に着目し、企業が福利厚生として提供できる食事補助の社食サービスについてご紹介しました。
自社の従業員はランチではどのようなものを食べて、その後の労働生産性は如何なるものでしょうか?また、生活習慣病を抱えている従業員はいませんか?
社食の導入・外部委託を考えているがコストや手間がネックになっている企業「健康的な食事を安価に取り入れたい」と希望している従業員が多い企業は、オフィス社食サービス、ESキッチンの導入をご検討されてみてはいかがでしょうか。
