100円社食で従業員のウィルス感染リスクを減らす

依然新型コロナウィルスの感染者が全国的に後を絶たない中で、首都圏をはじめとする一部地域では緊急事態宣言が3月まで延長されました。
ウィルスの変異種が発見され、クラスターが発生する中で、もしも従業員に感染者が出てしまったら…と懸念している企業がほとんどでしょう。周囲でコロナ感染者が出てしまったという話を耳にするなど、感染の脅威がどんどん身近に迫っているような印象を受けます。
ウィズコロナの社会の中で、企業はどのような感染対策をとっているのか、またコロナ禍で注目されている100円社食について、ES福利厚生の記事を担当している前田が解説させていただきます。

新型コロナウィルスの感染防止対策を徹底する企業

厚生労働省による集計では、10月26日までに全国各地でクラスターが発生した場所では、企業や官公庁などの事業所が2番目に多かった(1番目は飲食店)という事がわかりました。
こうした中で新しい生活様式として掲げられている基本的な感染対策が
・人との距離をできるだけ2メートル、最低でも1メートルの間隔を保つ
・こまめな手洗いや手指の消毒
・マスクの着用
このような事で各個人が日常的に実践しています。では企業単位で見ていくと感染予防対策としてどのような取り組みをしているのかを見ていきましょう。

企業の感染防止対策への具体的取り組み

従業員が出社して密になるのを防ぐために、ウィルス感染予防対策として有効性のあるリモートワークを導入した企業は多くありました。特に都市部の企業を中心としており、パーソル総合研究所の調査(2020年11月)においては1万人以上の従業員がいる企業では45%の実施率となりました。ただ、リモートワークの継続性が難しい場合も多く、出社に切り替えている企業も出てきています。

リモートワークに切り替えられない業種もある中、従業員の出社が大前提となる企業では、デスクの間にパーテーションを設置したり、デスク同士の間隔をあけたり、対面座席にならないようにしたりと一定の距離を保てる人員の配置をしています。
その他にも、新型コロナウィルスの空気感染を回避するために1時間に2回以上の換気をする事で社内の空気を入れ替え密閉空間にならないようにしていたり、通勤や帰宅ラッシュなどの人混みを回避できるように始業や終業の時間を従業員が自由に決められるフレックス制度を導入していたりする企業もあります。また、感染拡大地域への出張を見合わせたり、会議や商談、採用説明会や採用面接をオンラインに切り替え、外部関係者の来訪を最小限にしたり、マスクの着用や手指消毒の徹底を要請するなどの感染対策を徹底しています。

感染防止対策として100円社食を導入する企業

上記以外に従業員の昼食時の感染対策を行っている企業もあります。その例が社外へ出る事なく社内でランチが完結する100円社食というものです。
そのひとつである ESキッチンの1品100円で利用できる100円社食を利用している企業が今増えてきています。
これは冷凍されている1品100円の惣菜の中から従業員は食べたいものを選んで食べられるという仕組みです。企業側はオフィスに惣菜を入れる冷凍庫と電子レンジを設置するだけですので、導入も簡単且つ低コストではじめられるのだと好評だそうです。

外食の感染リスクを減らす

不特定多数の人達の中でマスクを外して食事を摂るという行為がリスキーになってしまっている今、昼の休憩時に従業員の外食を禁止している企業もあるそうです。
飲食店の中にはしっかり感染対策を行っているところもありますが、そうでない店も見掛けます。全ての従業員が感染対策を徹底している店でランチをするとも限りませんし、本人が気を付けていたとしても無症状の患者がその場で談笑しながらランチしているかもしれません。外食すればそれだけ新型コロナウィルスの感染率が高くなってしまう事は否定できないのです。
ただ、外食を禁止にしてしまうと従業員は昼食を持参したり近隣のコンビニやスーパーなどで購入したりしなければならず、時間的な制約があるにも関わらず手間が増えてしまいます。コンビニ等が隣接している環境であれば良いですが、オフィスの立地はその限りではありません。
このような不便さやオフィス外に出る事なく感染リスクを軽減し、あたたかい食事が摂れる100円社食なのです。

医療や介護の現場で特に支持されている

また、エッサンスキッチンでは新型コロナウィルスが昨年流行し出してからは、特に医療や介護の現場から注文を受ける事が多くなったそうです。
医療や介護の現場では、職員が罹患してしまった場合に患者や利用者の間で集団感染になりやすく、また高齢者においては命に関わるリスクも高くなるため注意が必要です。
そのため特にそういった場では、家族の面会は禁止していたりウィルスを持ちこまないために感染予防対策を継続的に徹底したりしています。
事業所によっては、飲み会や食事会を禁止していたり人混みや旅行に行く事を禁止したりしているケースもあります。禁止されていなくとも個人でそのような行為を控えている職員も多く、継続の長期化で疲弊している方も多い事でしょう。
また、医療や介護職は職員の数が不足しているケースも多く、そうした中で職員の誰かが感染してしまったりその家族が感染してしまったりする事で二週間の自宅待機を余儀なくされるため、ますます現場の職員に対する負荷がかかってしまいます。
このようなコロナウィルス感染による様々なリスクを避けるために、外出する事なくオフィス内で食事ができる100円社食が支持されているのです。
昼食に限らず夜勤中の食事にも利用できるという利便性や事業所の規模により小ロットから契約ができる事もエッサンスキッチンのような100円社食が支持されている理由のひとつです。
また、地域によって限定されずに全国配送が可能ですので全国各地で利用されているそうです。

感染予防対策以外での100円社食のメリット

100円社食は新型コロナウィルスの感染対策以外にも一役買っており、食事補助として福利厚生にもなっています。食事補助は福利厚生の中でも人気があるため、求人募集をするにあたってのPRポイントにもなります。低コストから利用できるため社員食堂を完備していない企業にもおすすめです。
また、ESスキッチンの場合は惣菜が冷凍されているため従業員が昼食として利用しない場合にも、持ち帰って夕食のおかずとしても使えるというメリットがあります。1品100円という低価格もあって主婦や子供のいる従業員も便利さを感じているそうです。
栄養価もしっかり考えて作られているため、食事を通じてQOLを向上させたい、健康に配慮した食事を摂取したい従業員にも好評です。
スーパーに行く頻度も減るため、感染対策として仕事帰りに人混みに出掛けたくないという従業員にもメリットがあります。
100円社食は新型コロナウィルスの感染予防対策以外にもメリットがありますし、収束後にも需要が見込まれると考えられます。

ウィルスが流行し出して約1年、未だにわかっていない事が多い未知のものだからこそ常に最新の情報を捉え、感染者状況と合わせて、その都度その都度でスムーズ且つ迅速に感染予防対策をしていくことが望まれます。今回ご紹介した100円社食は一例にすぎませんが、今自社でできる事は何か、従業員にとって何が必要なのかを、ウィズコロナの社会の中で見極めてどのように舵を取っていくべきかを考えなければなりません。

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