見落としていませんか?中堅社員に届く福利厚生の選び方

こんにちは!Work Eats Styleの情報発信担当、相原です!
「社員が本当に嬉しいと感じる福利厚生ってなんだろう?」そんな視点を、現場感覚で福利厚生の最前線をお伝えしていきます♪

新年度が始まり、ひと息つく5月ですね🌿
採用担当の皆さんは新入社員のフォローに奔走されている頃かもしれません。
そんな今の季節に、あえてお伝えしたいのは「新入社員以外の従業員さんのお話」です。

会社を長年支えてきた中堅・ミドル層のことを、改めて考える時間は作れていますか?

新入社員の定着にばかり目が向きがちな今だからこそ、「中堅層の離職」という静かな危機に目を向けてほしいんです。
中堅・ミドル層の従業員さんは、実は目に見えない危機を抱えがちです。
しかし、いざ事が起こってしまうと企業の存続にも繋がりかねない大切な存在ですよね。
未来を担う新入社員のことと同じように、人事担当者の方はこの機会に立ち止まって見つめ直してみませんか?

中堅社員の転職率が過去最高!いま企業が直面している課題

転職動向調査2026年版(2025年実績)
マイナビ調査:転職動向調査2026年版(2025年実績)

マイナビが2026年3月に発表した「転職動向調査2026年版(2025年実績)」によると、2025年の正社員転職率は7.6%で、調査開始以来の過去最高水準を記録しました。

なかでも注目すべきは、40代・50代を中心としたミドル層の転職が2021年以降、右肩上がりで増加し続けているという事実です。
転職した人の約半数が「前職でキャリアの停滞感を感じていた」と回答しており、30代・50代では「今後の昇進や昇給が見込めないと思った」を理由に挙げた割合が前年比で約4ポイント増加しています。

ここ数年の採用市場は新卒・Z世代の確保に注目が集まりがちです。
でも実は水面下では、「会社を本当に支えてきた中堅層」が静かに職場を離れていくという現象が加速しているのです。
人事担当者の方との会話でも、こんな声が漏れてきます。
「正直、新入社員の定着には力を入れてきたんですが、30代後半〜40代の中堅が最近ポツポツと辞めていって…本当に頭が痛いです。」
このようなお声は、決して珍しいものではありません。
むしろ、こうした悩みを抱えている企業のほうが今は多数派ではないでしょうか?

賃上げでも報われない?中堅層が抱えるリアルな不満の正体

転職後の年収変化/マイナビ「転職動向調査2026年版(2025年実績)」

転職後の年収変化/マイナビ「転職動向調査2026年版(2025年実績)」
転職後の年収変化/マイナビ「転職動向調査2026年版」

2025年の春闘では2年連続で5%超という、30年ぶりとも言われる高水準の賃上げが実現しましたよね。
「賃上げが進んでいるならいいのでは?」と思われるかもしれません。
ところが、現場の声はそう単純ではないのです。
福利厚生EXPOをはじめとした展示会や、企業担当者様との面談の場でよく聞こえてくるのが、こんな本音です。
「賃上げをしても、恩恵を受けているのは若手や新卒ばかりで、中堅には実感がないんですよ。
あの子たちを育てているのは誰なんだ、って思っている社員もいて…。」
「うちは管理職一歩手前の層が一番きつい。
責任は増えるのに、給与も評価も追いついていないって感じているみたいで。」

データでも同じ傾向が現れていることが分かります。
2025年の転職者の転職後年収の増加額は、30代が最も大きく+32.4万円だったのに対し、50代はマイナス4.5万円と唯一の減少でした。
転職しても収入が上がりにくい年代であっても転職を選ぶほど、今の職場に留まる理由を見いだせなくなっている…そんな中堅・ミドル層のリアルな実態が見えてきますね。
物価上昇が続く中で「給与は上がっても手取りが増えた実感がない」という感覚は、若手だけでなく、家族を養い住宅ローンを抱える中堅層にこそ重くのしかかっています。

給与以外で差をつける!中堅層の心に届く福利厚生の考え方

給与以外で差をつける!中堅層の心に届く福利厚生の考え方
給与以外で差をつけろ!ミドル層の心に届く福利厚生の考え方

では、中堅層の離職を防ぐために企業が今できることは何でしょうか?
「給与を一気に引き上げる」ことが難しいなら、別の角度からアプローチする必要があります。
その答えのひとつが、毎日の生活実感に直結する福利厚生です。 

いちラボが実施した「2025年の福利厚生制度ランキング」によると、入社9年以内の若手・中堅層は「現在の生活を支える制度」を重視する傾向が明確に出ています。
住宅補助・食事補助・特別休暇など、「今・毎日・自分の家計に直結する」施策ほど、実感値が高く評価されているのです。  

ESキッチンで出展した展示会に来場されたご担当者様との会話のなかで、こんな気づきが生まれる瞬間がありました。
「食事補助って若い子向けのイメージだったんですが、実は40代の先輩社員たちのほうが毎日ちゃんと使ってくれていて。
『これがあるから昼ごはんが楽しみなんだよね』って言われた時は、なんか嬉しかったですね。」
毎日のランチに「この会社にいてよかった」を積み重ねること。
一度きりの旅行補助や特別なイベントより、こうした日常の小さな体験のほうが、中堅層のエンゲージメントに深く刻まれていくのかもしれませんね!

毎日使える食事補助が中堅社員のエンゲージメントを上げる理由

毎日使える食事補助がミドル層のエンゲージメントUPに?
毎日使える食事補助がミドル層のエンゲージメントを上げる?

2026年4月から食事補助の非課税枠が拡大(3,500円→7,500円)したことで、食事補助は企業・社員双方にとってより効率的な支援策になりましたよね!
月7,500円、年間にすると最大90,000円分の食事補助が非課税で受け取れる計算です。
住宅ローンや子どもの教育費といった固定支出が重くなる30〜40代にとって、「毎日の食費が少し楽になる」という実感は、従業員エンゲージメントにも影響します。

そして、食事補助には実は「お金の話」以外の意外?!な効果もあります。
設置型の社食サービスがあると、昼食の時間に自然と人が集まりますよね。
新入社員と中堅社員が同じ場所でランチを取る機会が生まれ、縦のコミュニケーションが生きてきます。
「社食を導入したら、なんとなく昼に声をかけやすい雰囲気になった、というのは実感しています。
若い子と中堅の先輩が一緒にご飯を食べる姿が増えて、会話も増えたように感じます。」
これは実際に設置型社食を導入された企業の担当者様からいただいたお声です。
中堅層は職場の橋渡し役でもあります。
その層が「居心地がいい」と感じる職場をつくることは、若手の定着にも自然と波及していくのです。

中堅層が長く活躍できる職場をつくる福利厚生のススメ

ミドル層社員が長く活躍できる職場をつくる福利厚生の導入を!
ミドル社員が長く活躍できる職場をつくる福利厚生の導入を!

中堅・ミドル層の離職は、採用コストの増大、組織のノウハウ流出、若手の不安増大など、企業全体にじわじわと影響を与えます。
しかし裏を返せば、この層が「もう少し続けようかな」と思える職場は、組織全体が安定する職場でもあります。
そのために必要なのは、特別な制度を一から作ることではありません。

「毎日、自分がここで働いていてよかった」と感じられる小さな体験を、日常の中に積み上げていくことです。
昼のランチで「今日もおいしかった」と思える瞬間。
先輩社員に「最近どう?」と声をかけてもらえる昼休み。
そんな小さな積み重ねが、中堅社員が長く活躍できる職場の土台になっていきます。
「福利厚生は年代や性別など関係なく全社員にとって嬉しいものであるべき」
そう気づいた会社が、これからの採用・定着競争を制していくのではないかと、現場での会話を通じて感じることができます。

従業員と企業の繋がりを見直すのにピッタリな今の時期に、ぜひ「全社員にとって本当に嬉しい福利厚生」について考えてみましょう!

ESキッチンのオフィス社食サービスについてはこちら
https://es-kitchen.biz/

【参考データ】
・マイナビ「転職動向調査2026年版(2025年実績)」
https://career-research.mynavi.jp/reserch/20260323_108572/

・いちラボ「2025年の福利厚生制度ランキング」
https://ichilab.dai-ichi-life.co.jp/welfare-benefits/00012/

相原 陽菜

「社員が本当に嬉しいと感じる福利厚生ってなんだろう?」 そんな素朴な疑問から、福利厚生について深く知りたくなり、社員のエンゲージメント向上や職場の活性化につ...

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