夜勤やパートにも届いてる?福利厚生の食事格差を見直すヒント

こんにちは!Work Eats Styleの情報発信担当、相原です!
朝晩の冷え込みが一段と強くなり、温かいごはんがうれしい季節になりましたね🍂

みなさんの職場では、お昼ごはんや夜食をどんな風にされていますか?
社員食堂がある、食事補助の制度があるという企業でも、実はその恩恵を受けられていない人がいるかもしれません?!
今回は、ESキッチンに寄せられたご相談をもとに、食事の福利厚生が社内でも「届いている人」と「届いていない人」の差について一緒に考えてみたいと思います!

食事の福利厚生は日勤の正社員だけのものになっていない?

食事補助の福利厚生は日勤の正社員だけのものになっていない?
食事の福利厚生が日勤の正社員だけのものになっていませんか?

食事の福利厚生というと、昼休みに社員食堂でランチをとる光景を思い浮かべる方も多いかと思います。
でも、職種や勤務形態によって働く人の勤務スタイルは様々です。
夜勤や早朝勤務の人、交代制で働く人、パートや派遣で働く人など、職場にはさまざまな立場の人がいて、食事の福利厚生は働き方によって届き方が大きく変わります。

厚生労働省の令和3年パートタイム・有期雇用労働者総合実態調査を見てみると、気になる数字があります。
正社員に「給食施設(食堂)の利用」を実施している企業は、無期雇用パートタイムの人を雇っている企業で「21.3%」、有期雇用パートタイムの人を雇っている企業で「29.8%」でした。
そもそも食堂がある企業は、2〜3割ほどにとどまっているということになります。

一方で、正社員に食堂を開放している企業のうち、パートタイムの人にも利用を認めている割合はなんと9割を超えていました!
つまり、食堂がある職場では、雇用形態による差はそれほど大きくないのかもしれません。
それよりも、食堂や食事の仕組みがそもそも整っていない職場が多いことのほうが、課題として大きいように感じますね。

さらに、食堂があっても営業時間外に働く人は利用できません。
制度としては全員に開かれていても、実際には使えない人がいる。
この「見えにくい差」こそが、今回お伝えしたいテーマです。

相談のお声で見えた「時間」「場所」「雇用形態」の3つの格差

相談の現場で見えた「時間」「場所」「雇用形態」の3つの格差
相談で見えてきた「時間」「場所」「雇用形態」の3つの格差

ESキッチンには、オフィス以外の現場からも食事補助に関するご相談が増えています。
お話を伺っていると、食事の福利厚生が届きにくい理由は、大きく3つに分けられることが見えてきました。

1つ目は、働く「時間」による差です。
夜勤のある職場からは、夜の時間帯は日中に比べて食事の選択肢が少なく、スタッフのあいだに不公平感が生まれているというお声がよく聞こえてきます。
日勤の人は近くのお店や食堂を選べても、深夜に働く人は持参するか、何も食べずに過ごすしかないという状況は、決して珍しくないのかもしれません。

2つ目は、働く「場所」による差です。
最寄りのコンビニまで車で往復20分ほどかかる立地の職場や、冬のあいだだけ現場近くの宿舎で過ごす作業員の方々など、そもそも食事を買いに行くことが難しい環境があります。
寮で朝晩の食事を出しているものの、利用者が減って続けるのが難しくなり、土日は食事が出ないという声もありました。

これから寒さが厳しくなる季節は、外へ買いに出ること自体が負担になってしまいますよね。
さらに、雪の多い地域では、天候によってお店まで行けない日もあるかもしれません。

3つ目は、「雇用形態」による差です。
派遣スタッフさんの多い職場では、社内の社員さんと派遣スタッフさんのあいだで福利厚生に差が出ていることを気にされる企業様もいらっしゃいました。
また、スマートフォンを持っていない年配のパートの方でも使える仕組みなのか、というご質問もいただいています。

どの悩みにも共通しているのは、「制度はあるけれど、届いていない人がいる」という点ではないでしょうか。
総務や人事の人手が足りず、食事の管理にまで手が回らないという事情も、この差を広げている一因のようです。

10月から何が変わった?パート・派遣と福利厚生のルール

何が変わった?パートや派遣と福利厚生のルール
10月から何が変わったの?パート・派遣と福利厚生の新ルール

雇用形態による差については、しっかりと法律でもルールが定められています。
パートタイム・有期雇用労働法では、正社員が利用している給食施設、休憩室、更衣室について、パートタイムや有期雇用の人にも利用の機会を与えることが義務づけられています。
派遣スタッフについても、派遣先の企業は自社の社員と同じように、給食施設などを利用できるようにしなければなりません。

さらに、2026年10月1日からは「同一労働同一賃金ガイドライン」が改正されました。
新たに、福利厚生施設の料金や割引率などの利用条件について、不合理な待遇差を設けてはいけないという内容が加わっています。
たとえば、同じ食堂を使えるとしても、パートの人だけ料金が高いといった扱いは見直しが必要になりそうですね。

厚生労働省からは、待遇差をなくすときは正社員の条件を下げるのではなく、パートタイムや有期雇用の人の条件を改善することが求められると説明されています。
「差をなくすために、正社員の食事補助をやめよう」という考え方ではなく、「全員が使える形」に広げていくという発想がこれからは大切になります。

しかし、法律が求めているのは、あくまで「使える機会」を与えることです。
食堂が夜には閉まっている、そもそも食堂がない、といった職場では、ルールを守っていても食事に困る人が残ってしまいます。
だからこそ、制度の公平さとあわせて、実際に使える仕組みになっているかを確かめることが大切ではないでしょうか?

時間も場所も選ばない!常設型の食事補助は格差を小さくするカギ

時間も場所も選ばない!常設型の食事補助は格差を小さくする
時間も場所も選ばない!常設型食事補助は格差を小さくする!

では、働く時間や場所に関係なく食事を届けるには、どんな方法があるのでしょうか。
一つの答えは、営業時間や調理スタッフに左右されない仕組みを選ぶことです。

たとえばESキッチンの【常設型社食】では、冷蔵庫にあるお惣菜を、電子レンジで温めるだけで、簡単においしい食事補助が1品100円から食べられます。
冷蔵庫と電子レンジがあれば24時間いつでも利用できるので、夜勤明けや早朝の時間帯にも、温かい食事をとることができます。
持ち帰りにも対応しているため、寮で暮らす人の週末の食事や、家族との夕食の一品にも使っていただけます。

夜勤や長時間の現場仕事では、食事が菓子パンやカップ麺だけになってしまうこともありますよね。
ESキッチンのメニューは管理栄養士が監修しているので、主菜や副菜を組み合わせて、栄養のバランスも整えやすくなります。

大切なのは特定のサービスを入れることそのものではなく、「誰が、いつ、どこで食べるのか」を起点に仕組みを考えることです。
夜勤の人、離れた拠点で働く人、パートや派遣の人を思い浮かべながら、今の制度で本当に全員に届いているかを点検してみると、新しい気づきがあるかもしれませんね♪

シフトや雇用形態は関係ない!社内全員に届く福利厚生を目指す

シフト・雇用形態は関係ない!社内全員に届く福利厚生を目指す!
勤務時間や雇用形態は関係ない!全員に届く福利厚生を目指そう

今回は、食事の福利厚生に生まれやすい3つの格差と、10月からのルールの変化を見てきました。
制度があることと、全員が使えることは、似ているようで別の話です。

食事の福利厚生ならあらゆる状況でも公平に届けられます!

食事は、働くすべての人に毎日関わるものです。
だからこそ、食事の福利厚生は「公平さ」がいちばん伝わりやすい取り組みの一つではないでしょうか?
夜勤の人が「自分たちのことも考えてくれている」と感じられる職場は、定着や採用の面でもきっと強みになるはずです!

まずは、自社で働く人の勤務時間や働く場所を書き出してみるところから始めてみてください♪
食事をとれる時間帯や場所が限られている人が見えてくれば、どんな支援が必要なのかも自然と見えてきますよ。

ガイドラインの改正をきっかけに、自社の福利厚生を一度見直してみるのもよいタイミングかもしれません。
シフトや雇用形態、働く場所にかかわらず、全員に届く食事の福利厚生をつくってみませんか?

立場ごとに求められる福利厚生の違いについては、こちらの記事でも詳しくご紹介しています!
見落としていませんか?中堅社員に届く福利厚生の選び方
https://fukurikosei-es-kitchen.net/chuken_ridoku_fukurikosei/

パートや夜勤の人の食事支援に関する「あれってどうなの?」

Q.パートや派遣の人にも、社員食堂を使わせる必要がありますか?
A.正社員が利用している給食施設、休憩室、更衣室は、パートタイムや有期雇用の人にも利用の機会を与えることが法律で義務づけられています。
派遣スタッフについても、派遣先の企業に同様の義務があります。

Q.2026年10月のガイドライン改正で、福利厚生の何が変わりましたか?
A.福利厚生施設の料金や割引率などの利用条件について、不合理な待遇差を設けてはいけないという内容が新たに加わりました。
あわせて、夏季冬季休暇や褒賞などの扱いも追加されています。

Q.食堂がない職場では、どんな食事支援ができますか?
A.冷蔵庫と電子レンジだけでコンパクトにスタートできる「常設型社食」や、カード型の食事補助など様々なサービスが続々と登場しています。
夜勤や早朝勤務がある職場では、時間を問わず使えるかどうかを基準に選ぶと、全員に届きやすくなります。
それぞれのサービスのメリット・デメリットを比較して自社に合ったサービスを選ぶことが重要です!

夜勤の日も、休日の寮でも、温かい一品をいつでも♪
ESキッチンのオフィス社食サービス
▶ https://es-kitchen.biz/

【参考データ】
・厚生労働省「雇用の構造に関する実態調査(パートタイム・有期雇用労働者総合実態調査)」令和3年
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/170-1.html
・厚生労働省「同一労働同一賃金特集ページ」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000144972.html

相原 陽菜

「社員が本当に嬉しいと感じる福利厚生ってなんだろう?」 そんな素朴な疑問から、福利厚生について深く知りたくなり、社員のエンゲージメント向上や職場の活性化につ...

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事一覧